2015年になりました. 海外渡航などあり,少し記事を書くペースが落ちていました. これまでの記事とは全く違う話題,最近のニュースを見て思ったことです.


 

第三次大戦が起こるとしたら,互いに相手のシステムを乗っ取らんとし合う情報戦争になる. っていうのはどこで聞いたか忘れましたが,たまに聞く言葉です. (ジョン・タイターだったかな?と思っていたら違いました)

事実,先進国の政治,経済,医療,防衛,インフラはもうネットワーク(インターネット)による制御が不可欠になっているはずに違いありません. (マルク・エルスベルグ著のブラックアウトはほとんどSFですがそれでも現実味と臨場感があって楽しく読めました)

突然こんなことを書いているのは,最近これを実感するようなニュースを多く目にするようになってきたと感じるからです.

北朝鮮ネット接続不能に サイバー攻撃か http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK23H1V_T21C14A2000000/

北朝鮮のサイバー攻撃部隊6,000人に:2013年から倍増 http://www.icr.co.jp/newsletter/global_perspective/2015/Gpre2015005.html

アノニマス、フランスのテロに「反撃」を宣言 http://wired.jp/2015/01/13/anonymous-attacks/

米中央軍に「イスラム国」がハッキング http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150113/k10014624181000.html まぁ,Twitterアカウントが乗っ取られるくらいならかわいい物かも知れません

もともとインターネットは,軍事目的で開発されたものなので,戦争の道具に使われるのはむしろ道理に合う… とか言っている場合ではないくらい,世界はインターネットにずぶずぶになっています.

ちょっと前に,ホーキング博士が人工知能に対する警鐘を鳴らしていました. ホーキング博士、人工知能のリスクを警告 http://www.nikkei.com/article/DGXMZO80435640T01C14A2000000/

これらの要素が合わさると,SFパニック映画のような現実が本当になるかも知れないと思わざるを得ません. …とはいえ,インターネットを使って本気で戦争を行うには,まだインターネットは未熟であると思います. まず,ほとんどのサービスがサーバ-クライアント型ネットワーク方式に依存している. これ自体は良いことでも悪いことでもないのですが,システムはサーバに依存する形になっていることが多いです. そのため,サイバー攻撃を防ぐには,攻撃に対してロバストなサーバを用意する,サーバを監視する,代替を用意するとか…(専門でないのであまり詳しくないですが) そのようにして防御力を高めているシステムであってさえも,サーバ自体が弱点であることには変わらず,曝された状態になっている.

将来的にインターネットの形が,今のようにスタートポロジがくっついているような形でなく,端末同士が相互接続する構造に進化したとしたら,話は面白いと思います. このようなスワップやスイッチでない本当の自己修復型ネットワークが実現する時が,次の情報革命かなとぼんやり思っています.